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特集 いまさら聞けない! 肝胆膵疾患—みなさんのギモンに答えます 胆道系疾患
原発性硬化性胆管炎とIgG4関連胆管炎の鑑別
著者: 岡崎和一1 池浦司2 高岡亮2
所属機関: 1関西医科大学香里病院 2関西医科大学内科学第三講座
ページ範囲:P.478 - P.484
文献購入ページに移動前者には,従来,原発性硬化性胆管炎1)(primary sclerosing cholangitis:PSC)が分類されてきたが,近年,新しい疾患として認められつつあるIgG4関連硬化性胆管炎(IgG4-related sclerosing cholangitis:IgG4-SC)もこの範疇に入る.後者には,後天性免疫不全症候群(AIDS)の胆管障害,胆管悪性腫瘍(PSC診断後および早期癌は例外),胆道の手術や外傷,総胆管結石,先天性胆道異常,腐食性硬化性胆管炎,胆管の虚血性狭窄,floxuridine動注などによる胆管障害や狭窄がある.
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