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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻5号

2021年04月発行

文献概要

特集 その考えはもう古い!—最新・感染症診療 感染症検査の今

感受性検査「SIR」アップデート

著者: 藤倉裕之1 笠原敬1

所属機関: 1奈良県立医科大学感染症センター

ページ範囲:P.574 - P.577

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Point
◎薬剤感受性検査の結果は,ブレイクポイントと呼ばれる基準をもとに判定され,用いられている基準により,抗菌薬の投与量が変わることがある.
◎最小発育阻止濃度(MIC)はあくまでもin vitroでの抗菌活性を示し,その数値の大小で抗菌薬を選択しない.
◎薬剤感受性検査結果が感性であっても臨床的に無効なことがあるため,抗菌薬の選択には,耐性が生じる機序の把握が重要である.

参考文献

1)感染対策連携共通プラットホーム(J-SIPHE) https://j-siphe.ncgm.go.jp/(2021年1月閲覧)
2)CLSI:CLSI free resources https://clsi.org/standards/products/free-resources/access-our-free-resources/(2021年1月閲覧)
3)日本化学療法学会:抗菌薬ブレイクポイント一覧:呼吸器感染症・敗血症・尿路感染症.http://www.chemotherapy.or.jp/guideline/breakpoint_data.html(2021年1月閲覧)
4)EUCAST:Clinical breakpoints—breakpoints and guidline. https://www.eucast.org/clinical_breakpoints/(2021年1月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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