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特集 その考えはもう古い!—最新・感染症診療
感染症検査の今
文献概要
Point
◎薬剤感受性検査の結果は,ブレイクポイントと呼ばれる基準をもとに判定され,用いられている基準により,抗菌薬の投与量が変わることがある.
◎最小発育阻止濃度(MIC)はあくまでもin vitro での抗菌活性を示し,その数値の大小で抗菌薬を選択しない.
◎薬剤感受性検査結果が感性であっても臨床的に無効なことがあるため,抗菌薬の選択には,耐性が生じる機序の把握が重要である.
◎薬剤感受性検査の結果は,ブレイクポイントと呼ばれる基準をもとに判定され,用いられている基準により,抗菌薬の投与量が変わることがある.
◎最小発育阻止濃度(MIC)はあくまでも
◎薬剤感受性検査結果が感性であっても臨床的に無効なことがあるため,抗菌薬の選択には,耐性が生じる機序の把握が重要である.
参考文献
1)感染対策連携共通プラットホーム(J-SIPHE) https://j-siphe.ncgm.go.jp/(2021年1月閲覧)
2)CLSI:CLSI free resources https://clsi.org/standards/products/free-resources/access-our-free-resources/(2021年1月閲覧)
3)日本化学療法学会:抗菌薬ブレイクポイント一覧:呼吸器感染症・敗血症・尿路感染症.http://www.chemotherapy.or.jp/guideline/breakpoint_data.html(2021年1月閲覧)
4)EUCAST:Clinical breakpoints—breakpoints and guidline. https://www.eucast.org/clinical_breakpoints/(2021年1月閲覧)
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