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文献概要
連載 ここが知りたい! 欲張り神経病巣診断・1【新連載】
総論(前編)
著者: 難波雄亮12
所属機関: 1亀田京橋クリニック 2亀田総合病院神経内科
ページ範囲:P.719 - P.725
文献購入ページに移動 どんな疾患を診断するときも共通の考え方があります.それは「一元的に症状を説明できる疾患を考える」ことです.そして診断につなげるために重要な要素が,病歴聴取と診察になります.神経疾患を診断する場合,私の師匠である福武敏夫先生(亀田総合病院神経内科部長)が常々話されるように,神経診察の占める割合は病歴聴取80〜90%・神経診察10〜20%と言われています.病歴聴取と神経診察で予想される疾患を,血液検査・生理検査・画像検査を実施し絞りこんでいきます.
神経診察はやみくもに実施するのではなく,「狙いを定めて」診断をつけるために実施します.私達神経内科医もすべての神経診察を実施するのではなく,特定の診察手技を中心に実施しています.慣れるまでは網羅的に実施するのが良いでしょう.ただ,おおざっぱに実施することも重要ですので,そのテクニックを記載していきます.コツさえつかめば,一般内科の先生も上手く診断にたどり着くことが可能です!
神経診察はやみくもに実施するのではなく,「狙いを定めて」診断をつけるために実施します.私達神経内科医もすべての神経診察を実施するのではなく,特定の診察手技を中心に実施しています.慣れるまでは網羅的に実施するのが良いでしょう.ただ,おおざっぱに実施することも重要ですので,そのテクニックを記載していきます.コツさえつかめば,一般内科の先生も上手く診断にたどり着くことが可能です!
参考文献
1)福武敏夫:神経症状の診かた・考えかた—General Neurologyのすすめ 第2版.医学書院,2017
2)平山惠造(編著):カラーイラストで学ぶ神経症候学.文光堂,2018
3)Cary D, et al(著),近藤智善,野元正弘(監訳):イラストでわかる神経症候—機能・解剖学から診断へのアプローチ.丸善出版,2012
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