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書評
—長谷川 直樹,朝倉 崇徳 編—症例で学ぶ 肺非結核性抗酸菌症
著者: 喜舎場朝雄1
所属機関: 1沖縄県立中部病院呼吸器内科
ページ範囲:P.875 - P.875
文献購入ページに移動 近年,非結核性抗酸菌症例の検出率と診断症例の上昇が顕著で,呼吸器感染症の中でも注目されている疾患である.しかしながら,わが国での疫学・診断方法・治療開始の時期などについては不明な点も多い.
今回,医学書院から『症例で学ぶ肺非結核性抗酸菌症』が上梓された.本書の構成は大きく総論と各論に分かれ,総論では最新のわが国の疫学情報,臨床的および細菌学的基準の意義,菌種ごとの使用治療薬の相違点と使用上の注意点,2020年に公表された米国胸部疾患学会/欧州呼吸器学会/欧州臨床微生物感染症学会/米国感染症学会(ATS/ERS/ESCMID/IDSA)ガイドラインの臨床的疑問に対する推奨とその解説をして,具体的な症例の診断・治療のイメージが湧くように配慮がなされている.
今回,医学書院から『症例で学ぶ肺非結核性抗酸菌症』が上梓された.本書の構成は大きく総論と各論に分かれ,総論では最新のわが国の疫学情報,臨床的および細菌学的基準の意義,菌種ごとの使用治療薬の相違点と使用上の注意点,2020年に公表された米国胸部疾患学会/欧州呼吸器学会/欧州臨床微生物感染症学会/米国感染症学会(ATS/ERS/ESCMID/IDSA)ガイドラインの臨床的疑問に対する推奨とその解説をして,具体的な症例の診断・治療のイメージが湧くように配慮がなされている.
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