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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻7号

2021年06月発行

特集 “のど・はな・みみ”の内科学

副鼻腔炎

著者: 佐藤公則1234

所属機関: 1佐藤クリニック耳鼻咽喉科 2佐藤クリニック頭頸部外科 3佐藤クリニック睡眠呼吸障害センター 4久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

ページ範囲:P.1026 - P.1029

文献概要

Point
◎急性副鼻腔炎は,通常,感冒の経過中に生じる場合が多く,内科,小児科の日常診療でも常に念頭に置いておく.
◎副鼻腔炎の特殊型として,真菌性副鼻腔炎,歯性上顎洞炎,気圧性副鼻腔炎,好酸球性副鼻腔炎,副鼻腔気管支症候群を伴った慢性副鼻腔炎などがある.

参考文献

1)日本鼻科学会(編):副鼻腔炎診療の手引き,金原出版,2007
2)日本鼻科学会急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会(編):急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010年版.日鼻誌49捕冊:49-153,2010
3)佐藤公則:歯性上顎洞炎(歯性副鼻腔炎)の病態.現代の歯性上顎洞炎—医科と歯科のはざまで,pp 25-65,九州大学出版会,2016
4)佐藤公則:最近の歯性上顎洞炎の病態と治療.口腔インプラント治療と上顎洞合併症—歯科治療に伴う上顎洞合併症の病態と治療,pp 25-44,ゼニス出版,2019
5)臼田 慎,他:「インプラント手術関連の重篤な医療トラブルについて」第2回調査報告書.顎顔面インプラント誌16:89-100,2017
6)神前英明:自然免疫と獲得免疫による2型炎症の関与.耳喉頭頸93:8-12,2021
7)吉川 衛:慢性副鼻腔炎における病態分類とエンドタイプについて.耳鼻免疫アレルギー34:203-209,2016
8)Tokunaga T, et al:Novel scoring system and algorithm for classifying chronic rhinosinusitis;JESREC study. Allergy 70:995-1003, 2015
9)Nakayama T, et al:Mucosal eosinophilia and recurrence of nasal polyps;New classification of chronic rhinosinusitis. Rhinology 49:392-396, 2011
10)Fokkens WJ, et al:European position paper on rhinosinusitis and nasal polyps 2020. Rhinology 58(Suppl S29):1-464, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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