medicina58巻7号

2021年06月発行

特集 “のど・はな・みみ”の内科学

その他

甲状腺・頸部の腫瘍

著者： 下出祐造¹ 北村守正¹ 辻裕之¹

所属機関： ¹金沢医科大学頭頸部外科学講座

ページ範囲：P.1071 - P.1077

文献概要

Point
◎甲状腺腫瘍は簡便で侵襲の少ない超音波検査で評価し，悪性が疑われた場合には穿刺吸引細胞診を施行する．
◎悪性腫瘍であれば病期診断を行い，病理組織分類別フローチャートに沿って治療方針を立てる．

参考文献

1）日本乳腺甲状腺超音波医学会甲状腺用語診断基準委員会（編）：甲状腺超音波診断ガイドブック改訂第3版，南江堂，2016

2）甲状腺腫瘍診療ガイドライン作成委員会：甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018．内分泌甲状腺外会誌35（suppl 3）：1-87, 2018

3）日本内分泌外科学会・日本甲状腺病理学会（編）：甲状腺癌取扱い規約第8版，金原出版，2019

4）古川まどか：POC表在エコー．谷口信行（編）：領域横断チョイあてエコー活用術—Point-of-Care超音波研究会認定，pp 104-115，メディカ出版，2019

5）Jiang HJ, Hsiao PJ：Clinical application of the ultrasound-guided fine needle aspiration for the thyroglobulin measurement to diagnose lymph literature review. Kaohsiung J Med Sci 36：236-243, 2020