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特集 ジェネラリスト・漢方—とっておきの漢方活用術
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著者: 吉永亮1
所属機関: 1飯塚病院東洋医学センター漢方診療科
ページ範囲:P.1124 - P.1125
また漢方治療といえば,慢性疾患に対する外来治療で,「長く飲まないと効かない」というイメージをもたれがちだが,漢方医学のバイブルである「傷寒論」は,1800年程前の後漢末期に当時流行した急性熱性疾患に対応するために編集された書物である.つまり,漢方は急性疾患に対して用いられ発展した歴史をもち,かぜやインフルエンザはもちろん,それ以外の急性疾患に対しても外来,病棟を問わずに活用できる治療であるといえる.
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