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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻8号

2021年07月発行

文献概要

特集 ジェネラリスト・漢方—とっておきの漢方活用術 領域別おすすめ漢方治療

整形外科—肩こり,腰痛

著者: 宮西圭太1

所属機関: 1みやにし整形外科リウマチ科

ページ範囲:P.1196 - P.1200

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Point
◎漢方が隆盛を極めた江戸時代の書物(古典)の記載が参考になる.
◎2〜3週間で痛みの改善を判定し,効果がないのに漫然と継続しない.
◎1つの漢方薬で効果不十分の場合,2つの漢方薬を併用することで相乗的に痛みを改善できることがある.
◎症例の特徴に沿って漢方薬を選択するが,精神的ストレスの問診も重要である.

参考文献

1)長谷川弥人:勿誤薬室方函口訣釈義.p 246,創元社,2005
2)Hidaka T, et al:Kami-shoyo-san, Kampo(Japanese traditional medicine), is effective for climacteric syndrome, especially in hormone-replacement-therapy-resistant patients who strongly complain of psychological symptoms. J Obstet Gynaecol Res 39:223-228, 2013
3)梶本めぐみ,他:慢性外陰部痛と不眠が柴胡剤によって軽快した2症例.日東医誌70:392-398, 2019
4)藤平 健:類聚方広義解説.p 270, 創元社,2005
5)中永士師明,他:頸肩腕痛に対する根加朮附湯の有効性について.日東医誌62:744-749, 2011
6)矢久保修嗣,他:根湯の肩こりに対する改善効果とサーモトレーサーによる検討.日東医誌47:795-802, 1997
7)松田邦夫:万病回春解説.p 629,創元社,2009
8)織部和宏:エキス剤なら—その4.漢方診療ワザとコツNo. 30.漢方と診療3:54-55, 2012
9)相見三郎:漢方の心身医学.pp 64-65,創元社,1997
10)首藤孝夫,他:ストレス性腰痛に対する漢方治療〜桂姜棗草黄辛附湯2例.織部和宏(編):各科の西洋医学的難治例に対する漢方治療の試み,pp 27-32,たにぐち書店,2013
11)山田光胤:漢方処方 応用の実際.改訂7版,p 218,南山堂, 2012
12)織部和宏:NSAIDsと漢方薬.漢方診療ワザとコツNo. 16.漢方医学33:302, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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