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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻8号

2021年07月発行

文献概要

特集 ジェネラリスト・漢方—とっておきの漢方活用術 漢方の副作用を知る

漢方とポリファーマシー

著者: 地野充時12

所属機関: 1千葉中央メディカルセンター和漢診療科 2城西国際大学薬学部医療薬学科和漢医薬学研究室

ページ範囲:P.1268 - P.1272

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Point
◎漢方治療導入により,西洋薬のポリファーマシーの改善が可能である.
◎随証治療を行うと,1つの漢方薬で複数の症状に対処可能である.
◎近年,漢方製剤がポリファーマシーの原因となっている(漢方薬ポリファーマシー).
◎近年,1人の患者に複数の医療機関から漢方製剤が処方される現象が見受けられる.
◎漢方教育(医学,薬学)を含め,漢方薬の適正使用について再考する必要がある.

参考文献

1)日本老年医学会:高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015 https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20170808_01.pdf(2021年5月閲覧)
2)高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編) https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/kourei-tekisei_web.pdf(2021年5月閲覧)
3)秋下雅弘:多剤併用の実態と問題点.薬局66:372-376, 2015
4)矢吹 拓:多剤併用について考えよう!“ポリファーマシー”を知っていますか? レジデントノート17:2929-2936, 2016
5)高山 真:ポリファーマシーと漢方薬.Progress in Medicine 40:907-912, 2020
6)岩崎 鋼:漢方によるポリファーマシー対策.老年内科1:160-164, 2020
7)地野充時,他:漢方薬によるポリファーマシーについて.日東医誌70:72-76, 2019
8)日経メディカル開発:漢方薬使用実態・意識調査2012 http://nmp.nikkeibp.co.jp/kampo/pdf/kampo_summary2012.pdf
9)藤平 健:漢方臨床ノート 論考篇.pp 187-199,創元社,1986
10)厚生労働省:薬用植物の国内生産拡大に向けた厚生労働省の取組.2015年10月15日 http://www.maff.go.jp/j/keikaku/pdf/yakuyou_sesaku2.pdf(2021年5月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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