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特集 日常診療で内分泌疾患を見逃さない! 代表的内分泌疾患 【下垂体疾患】
TSH産生腫瘍—頭痛,視野障害を伴った甲状腺中毒症状を見逃さない!
著者: 大月道夫1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学
ページ範囲:P.1361 - P.1364
文献購入ページに移動◎血中甲状腺ホルモン(FT4)が高値にもかかわらず,血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)の抑制を認めない場合には,不適切TSH分泌症候群(SITSH)を疑う.
◎「見かけ上のSITSH」を除外した後,TSH産生腫瘍と甲状腺ホルモン不応症を鑑別する.
◎治療の第一選択は手術であるが,ソマトスタチンアナログによる薬物療法により,甲状腺中毒症のコントロールが可能であり,約半数に腫瘍縮小が認められる.
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