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特集 日常診療で内分泌疾患を見逃さない! 代表的内分泌疾患 【下垂体疾患】
【Column】非特異的症候を契機に疑う下垂体機能低下症の診断のポイント
著者: 桒田博仁1 高橋裕1
所属機関: 1奈良県立医科大学糖尿病・内分泌内科学講座
ページ範囲:P.1382 - P.1384
文献購入ページに移動下垂体ホルモンのうちACTH,TSHは生命維持に必須であるが,LH/FSH,GHについても“その人らしさ”や気力・体力,QOLの維持にきわめて重要であり,的確に診断・治療を行う必要がある.特に中枢性副腎不全による副腎クリーゼは,治療を誤ると致命的なので見逃してはならない.本稿では,そのような非特異的症候を契機に疑う下垂体機能低下症(前葉ホルモン分泌不全)およびバソプレシン分泌不全による中枢性尿崩症の診断のポイントについて概説する.
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