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文献詳細

雑誌文献

medicina58巻9号

2021年08月発行

文献概要

特集 日常診療で内分泌疾患を見逃さない! 代表的内分泌疾患 【甲状腺疾患】

甲状腺結節—精査・治療が必要な甲状腺結節を見逃さない!

著者: 銭真臣1 杉谷巖1

所属機関: 1日本医科大学付属病院内分泌外科

ページ範囲:P.1406 - P.1411

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Point
◎日常診療において認める甲状腺結節は高頻度で良性結節であり,経過観察でよいことが多い.
◎悪性腫瘍の90%以上は乳頭癌であり,多くは予後良好である.リスク評価に基づいて治療方針を決定する.
◎専門医に紹介すべき症例として,①穿刺吸引細胞診(FNAC)が必要なもの,②手術が必要なもの,③腫瘤が急速増大するものがある.

参考文献

1)志村浩己:日本における甲状腺腫瘤の頻度と経過—人間ドッグからのデータ.日甲状腺会誌1:109-113, 2010
2)日本乳腺甲状腺超音波医学会 甲状腺用語診断基準委員会(編):甲状腺超音波診断ガイドブック(改訂第3版),南江堂,2016
3)日本超音波医学会 用語・診断基準委員会:甲状腺結節(腫瘤)超音波診断基準.超音波医38:667-668, 2011
4)日本内分泌外科学会,日本甲状腺外科学会(編):甲状腺腫瘍診療ガイドライン2018.日内分泌・甲状腺外会誌35(増刊号):1-87, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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