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特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流 カテゴリー別・糖尿病治療薬の特徴
GLP-1受容体作動薬
著者: 平田はるか12 窪田創大12 矢部大介123
所属機関: 1岐阜大学大学院医学系研究科糖尿病・内分泌代謝内科学/膠原病・免疫内科学 2岐阜大学医学部附属病院糖尿病代謝内科/免疫・内分泌内科 3東海国立大学機構医療健康データ統合研究教育拠点
ページ範囲:P.74 - P.78
文献購入ページに移動◎GLP-1受容体作動薬は血糖改善作用に加え,一部の製剤を除き,食欲抑制による減量効果が期待できる.
◎嘔気や嘔吐,便秘など消化器症状を一過性に呈する患者が多く,事前に十分な情報提供が必要である.
◎GLP-1受容体作動薬は,短時間作用型と長時間作用型に分類され,血糖改善の作用機序が異なる.また,高分子量型と低分子量型で減量効果が異なる.
◎経口GLP-1受容体作動薬が十分な効果を発揮するには,正しく服薬することが肝心で,医師や薬剤師などによる服薬指導が重要である.
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