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特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流 現場の疑問を解決—薬物治療編
Question 5 外来インスリン導入の設計図:基礎補充から? 摂食時補充から?
著者: 下野大1
所属機関: 1二田哲博クリニック
ページ範囲:P.98 - P.100
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◎2型糖尿病のインスリン療法の場合,基礎インスリンから始めることが多い.
◎摂食時の追加インスリンは,摂食量や摂食時間が不安定な場合も有用である.
◎SMBG(血糖自己測定)を行うことは,インスリン量の調整に役立つ.
◎食前および食後血糖の両方に作用する,GLP-1受容体作動薬との配合剤の使用も検討する.
◎経済的な負担を考慮する場合には,カートリッジ製剤やバイオシミラーを使用できる.
◎2型糖尿病のインスリン療法の場合,基礎インスリンから始めることが多い.
◎摂食時の追加インスリンは,摂食量や摂食時間が不安定な場合も有用である.
◎SMBG(血糖自己測定)を行うことは,インスリン量の調整に役立つ.
◎食前および食後血糖の両方に作用する,GLP-1受容体作動薬との配合剤の使用も検討する.
◎経済的な負担を考慮する場合には,カートリッジ製剤やバイオシミラーを使用できる.
参考文献
1)日本糖尿病学会(編著):糖尿病診療ガイドライン2019,南江堂,2019
2)日本糖尿病学会(編著):糖尿病治療ガイド2020-2021,文光堂,2020
3)弘世貴久:続これなら簡単今すぐできる外来インスリン導入,メディカルレビュー社,2009
4)Tanaka N, et al:Mental distress and health-related quality of life among type 1 and type 2 diabetes patients using self-monitoring of blood glucose;A cross-sectional questionnaire study in Japan. J Diabetes Investig 9:1203-1211, 2018
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