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特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流 現場の疑問を解決—薬物治療編
Qusetion 13 シックデイにおける糖尿病治療薬の調整方法は?
著者: 田中永昭1
所属機関: 1関西電力病院糖尿病・内分泌代謝センター
ページ範囲:P.124 - P.127
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◎食事ができないからといって安易にインスリン注射を中断すると,容易にケトアシドーシスに陥り,生命の危機に瀕することもある.
◎GLP-1受容体作動薬のうち,短時間作用型の場合には,注射を控えることが望ましく,再開時の開始用量にも注意が必要である.
◎シックデイ時の経口薬の休薬の判断は,食事量が1つの目安になる.
◎日頃からシックデイ時の対応について,医師と患者が十分話し合うことが重要である.
◎食事ができないからといって安易にインスリン注射を中断すると,容易にケトアシドーシスに陥り,生命の危機に瀕することもある.
◎GLP-1受容体作動薬のうち,短時間作用型の場合には,注射を控えることが望ましく,再開時の開始用量にも注意が必要である.
◎シックデイ時の経口薬の休薬の判断は,食事量が1つの目安になる.
◎日頃からシックデイ時の対応について,医師と患者が十分話し合うことが重要である.
参考文献
1)日本糖尿病学会(編著):糖尿病治療ガイド 2020-2021,pp 97-98,文光堂,2020
2)日本糖尿病療養指導士認定機構(編著):糖尿病療養指導ガイドブック2020,pp 204-206,メディカルレビュー社,2020
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