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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻1号

2022年01月発行

文献概要

特集 クリニカルクエスチョンで学ぶ糖尿病治療薬—糖尿病治療の新しい潮流 現場の疑問を解決—療養指導編

Question 12 ブリットル型糖尿病ではインスリンポンプ療法が有効か?

著者: 宮崎あすか1 中村昭伸1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究院免疫・代謝内科学教室

ページ範囲:P.173 - P.175

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Point
◎インスリンポンプ療法(CSII療法)では,皮膚トラブルや経済的負担などのデメリットもあり,それらを十分説明し,患者の自己決定を尊重する.
◎ブリットル型(不安定型)糖尿病は1型糖尿病に多いが,2型糖尿病でもみられる.
◎インスリン頻回注射療法(MDI)で血糖コントロールに難渋する場合には,CSII療法は有効である.

参考文献

1)Panagiota P, et al:An observational 7-year study of continuous subcutaneous insulin infusion for the treatment of type 1 diabetes mellitus. Endocrinol Nutr 61:141-146, 2014
2)日本糖尿病学会(編著):糖尿病専門医研修ガイドブック,改訂第8版,診断と治療社,2020,pp 379-80
3)小林哲郎,他:日本先進糖尿病治療研究会によるCSIIおよびCGMに関するステートメント.糖尿病57:403-415, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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