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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻11号

2022年10月発行

文献概要

増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に

著者: 小坂鎮太郎1

所属機関: 1練馬光が丘病院総合救急診療科

ページ範囲:P.1798 - P.1799

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診療の質をいつでも,どこでも,誰でも下げないフォースを身につける
 みなさんは,診療を含む日々のマルチタスクな創造的作業に対してどのようにして質を担保しているだろうか? 医療の質とは,「個人や集団に対する医療サービスが,望ましい健康上の成果が現れる可能性を高め,現在の専門的知識に合致している度合い」と定義されている1).スタッフ不足のなかプロブレムの多い患者を限られた時間で多数診察しなければいけない状況であったり,災害時や離島など医療資源の少ない環境,診療を行いつつ経験の浅い医師への対応も並行して行うなど,診療の質を制限する要因は,時と場合によって変動する.しかし,われわれはその制約に乱されることなく医療の質を保つスキルをもつことを求められており,診療の質を保つ力はまさに映画『スターウォーズ』の“フォース”に似た存在と言えるだろう.そこで本特集では,診療の質を保つスタンダードな方法である診療評価指標を用いた考え方で,生活習慣に関する疾患や概念の診療の質をどのように保てばいいかを整理した.

参考文献

1)Institute of Medicine(US)Committee on Quality of Health Care in America:Crossing the quality chasm;A New Health System for the 21st Century. National Academies Press, Washington DC, 2001
2)Agency for Healthcare Research and Quality(AHRQ):Quality Improvement and monitoring at your fingertips. https://qualityindicators.ahrq.gov(2022年8月月欄)
3)National Institute for Health and Care Excellene(NICE): Standars and Indicators. https://www.nice.org.uk/standards-and-indicators/indicators(2022年8月月欄)
4)Centers for Medicare & Medicaid Services(CMS):Quality Measures. https://www.cms.gov/Medicare/Quality-Initiatives-Patient-Assessment-Instruments/QualityMeasures(2022年8月月欄)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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