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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻11号

2022年10月発行

増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に

医療の質,診療評価指標という概念の理解

Column 外来診療の診療評価指標作成

著者: 松村真司1

所属機関: 1松村医院

ページ範囲:P.1830 - P.1831

文献概要

 医療機関が提供する医療の質保証・向上に対する関心の高まりとともに,国内外において診療評価指標(Quality Indicators)を用いて診療内容を定量的に評価し改善に取り組む活動が盛んになってきている.医療機関が提供する診療には大きく分けて入院診療と外来診療があるが,本邦の医療における質評価・改善活動は入院医療に関するものが主体であり,また外来診療に関する質評価活動の中心は高次機能病院におけるものである.これらに比べると,本邦のプライマリ・ケア外来の中心を担う地域の中小病院や診療所における評価・改善活動は,いまだ緒に就いたばかりなのが現状である.

参考文献

1)Fitch K, et al:The RAND/UCLA Appropriateness Method User's Manual, RAND Corporation, Santa Monica, 2001
2)Matsumura S, et al:Development and pilot testing of quality indicators for primary care in Japan. JMA J 2:131-138, 2019
3)Levitt C, Hilt L(著);日本プライマリ・ケア連合学会・翻訳チーム(訳):家庭医療の質:診療所で使うツールブック Quality in family practice Book of Tools.カイ書林,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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