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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻11号

2022年10月発行

文献概要

増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に 生活習慣に関する疾患の診療評価指標とその実装 〈歯科・嚥下障害関連〉

食事介助の診療評価指標

著者: 小山珠美12

所属機関: 1伊勢原協同病院 2NPO法人口から食べる幸せを守る会

ページ範囲:P.1940 - P.1945

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Point
◎不適切な食事介助は,診療の妨げとなるばかりか,患者のQOLを低下させる.
◎適切で包括的な食事介助は診療のQuality Indicatorとなる.
◎食事介助を診療評価指標とするためには実務教育とOJT双方の組み合わせが効果的である.

参考文献

1)Hsiao SY, et al:Relationship between aspiration pneumonia and feeding care among home care patients with an In-Dwelling Nasogastric Tube in Taiwan;A preliminary study. Int J Environ Res Public Health 19:5419, 2022
2)Howson FFA, et al:The impact of trained volunteer mealtime assistants on dietary intake and satisfaction with mealtime care in adult hospital Inpatients;A systematic review. J Nutr Heaith Aging 21:1038-1049, 2017
3)小山珠美(編):口から食べる幸せをサポートする包括的スキル-KTバランスチャートの活用と支援 第2版,医学書院,pp 12-94,2018
4)日本摂食嚥下リハビリテーション学会,他(編):摂食嚥下リハビリテーションの全体像,日本摂食嚥下リハビリテーション学会eラーニング対応第4分野摂食嚥下リハビリテーションの介入Ver2,医歯薬出版,pp 76-85,2015
5)小山珠美:「口から食べる」を早期にサポートする包括的アプローチ.MED REHABIL 238:21-28, 2019
6)日本摂食嚥下リハビリテーション学会医療検討委員会:摂食嚥下障害の評価2019.日摂食嚥下リハ会誌23:107-136, 2019
7)Waza M, et al: Comprehensive tool to assess oral feeding support for functional recovery in post-acute rehabilitation. J Am Med Dir Assoc 20:426-431, 2019
8)池西和哉:摂食嚥下障害の看護ケアに関する研究論文の傾向 誤嚥と食事介助に注目したテキストマイニングによる分析.千葉科学大紀12:111-118, 2019
9)小山珠美,他:誤嚥性肺炎患者に対するチーム医療による早期経口摂取が在院日数と退院時経口摂取に及ぼす影響,日摂食嚥下リハ会誌24:14-25, 2020
10)千葉由美,他:病床機能別にみた摂食嚥下障害を有する高齢入院患者への支援-体制と研修ニーズとの関係.老年看22:29-40, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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