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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻11号

2022年10月発行

文献概要

増大号特集 これからもスタンダード!—Quality Indicatorの診療への実装—生活習慣病を中心に 生活習慣に影響・関連するエトセトラ

在宅医療における診療評価指標

著者: 佐々木淳1

所属機関: 1医療法人社団悠翔会

ページ範囲:P.2042 - P.2047

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Point
◎在宅医療においては,現時点では標準的な診療評価指標が存在しない.
◎在宅医療の診療の質には,「医療」としての側面と,「対人援助」としての側面が存在する.
◎医療としての在宅医療は,部分最適(疾患ごとに最適な治療計画)と全体最適(多疾患で脆弱な患者に対する治療計画)のバランスも重要となる.
◎対人援助としての在宅医療は,そのアウトカムは多職種との協働による.また,そのプロセスが患者や家族の満足度に及ぼす影響が大きい.

参考文献

1)厚生労働省:令和4年度診療報酬改定について,2022 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00037.html(2022年8月閲覧)
2)国立長寿医療研究センター:平成25年度老人保健健康増進等事業 在宅療養患者の栄養状態改善方法に関する調査研究報告書,2014 https://www.ncgg.go.jp/ncgg-kenkyu/documents/roken/rojinhokoku4_25.pdf(2022年8月閲覧)
3)関 龍太郎:デンマークの高齢者福祉政策をささえるもの.海外社会保障研究162:53-66, 2008
4)Inoue Y, et al:Factors in avoidable emergency visits for ambulatory care-sensitive conditions among older patients receiving home care in Japan;A retrospective study. Intern Med 61:177-183, 2022
5)医療法人社団悠翔会:年次報告 http://www.yushoukai.jp/annual/(2022年8月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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