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特集 避けて通れない心不全診療—総合内科力・循環器力を鍛えよう!
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著者: 平岡栄治1
所属機関: 1東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科
ページ範囲:P.2102 - P.2103
さらに,都市部でも近年状況は変化しています.当院のような急性期病院であれば,急性心不全患者が毎日のように来院します.基礎に複合疾患をもつ高齢の方も多く(図1),循環器力はもちろん,臓器横断的,全人的に診療する総合内科力が必要な患者が増えています(図2).肺炎や尿路感染症で入院中,心房細動,急性冠症候群(ACS),たこつぼ型心筋症などによる心不全を合併する場面にも多々遭遇します.いわゆる心不全パンデミックであり,非循環器医も避けて通れません.また循環器医も,これまでのように心不全や心房細動をすべて循環器科で抱え込むことが困難になってきていると思います.
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