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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻12号

2022年11月発行

特集 避けて通れない心不全診療—総合内科力・循環器力を鍛えよう!

急性心不全

心房細動を合併した急性心不全の治療法を教えてください

著者: 髙見充1

所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科内科学講座・循環器内科学分野

ページ範囲:P.2164 - P.2168

文献概要

Point
◎心房細動と急性心不全の合併は多く,どちらが要因か結果かの判断は容易ではない.
◎心房細動を起こしうるほかの要因を見逃していないかどうかを考える.
◎急性心不全の治療を開始しつつ,心房細動のレートコントロール薬投与が必要か判断する.
◎急性心不全の際の心房細動リズムコントロールは,電気的除細動が中心となる.
◎禁忌がなければ抗凝固薬導入が必要となる.特に除細動前後の抗凝固薬使用については留意する.

参考文献

1)Gorenek B, et al:Atrial fibrillation in acute heart failure;A position statement from the Acute Cardiovascular Care Association and European Heart Rhythm Association of the European Society of Cardiology. Eur Heart J Acute Cardiovasc Care 9:348-357, 2020
2)日本循環器学会/日本不整脈心電学会:2020年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン,2022 http://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/01/JCS2020_Ono.pdf(2022年9月閲覧)
3)日本循環器学会/日本心不全学会:2021年JCS/JHFSガイドラインフォーカスアップデート版 急性,慢性心不全診療,2021 https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2021/03/JCS2021_Tsutsui.pdf(2022年9月閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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