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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻12号

2022年11月発行

文献概要

連載 ここが知りたい! 欲張り神経病巣診断・18

脳梗塞⑦MLF症候群(内側縦束症候群)/知っていると役に立つ水平眼球運動障害の臨床

著者: 難波雄亮123

所属機関: 1難波メディカルクリニック 2沖縄県立中部病院 3亀田総合病院

ページ範囲:P.2292 - P.2297

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 救急外来をしていると,「物が二重に見える」「眩暈がする」といった主訴でコンサルトを受けることがあります.特に眼の症状は見た目が派手であるため,診察するこちらも一瞬ドキッとします.そして症状がしっかりしているだけに,パニックになってしまい,どの部分が病巣か,いまいちわからないといったことを耳にします.今回は,画像を撮る前に病巣が推定しやすい眼の症状,内側縦束(MLF)症候群を中心に解説していきます.知っているとパニックにならずに済むかもしれません!

参考文献

1)Kochar PS, et al:Isolated medial longitudinal fasciculus syndrome;Review of imaging, anatomy, pathophysiology and differential diagnosis. Neuroradiol J 31:95-99, 2018
2)城倉 健:眼球運動から病巣を推察してみよう.神経治療36:377-379, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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