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雑誌詳細

文献概要

特集 令和の頭痛診療—プライマリ・ケア医のためのガイド Column

頭痛の診療ガイドライン2021—改訂のポイント

著者: 荒木信夫1

所属機関: 1よみうりランド慶友病院

ページ範囲:P.2343 - P.2344

 わが国で頭痛分野において,Clinical Question(CQ)を挙げ,その点に関する多くの文献を調べまとめたタイプのガイドラインとしては,初めてのものとなる『慢性頭痛の診療ガイドライン』(編集:日本頭痛学会)1)が2006年に医学書院から出版された.
 その後,日本における頭痛診療の変化に応じて,このガイドラインを改訂する必要が生じた.2011年には,日本頭痛学会と日本神経学会が中心となり,さらに日本神経治療学会,日本脳神経外科学会も加わって,改訂作業が進められた.その結果,『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』2)が完成した.この2013年版では,2006年版同様に8つの章に分けて解説した(Ⅰ.頭痛一般,Ⅱ.片頭痛,Ⅲ.緊張型頭痛,Ⅳ.群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛,Ⅴ.その他の一次性頭痛,Ⅵ.薬物乱用頭痛,Ⅶ.小児の頭痛,Ⅷ.遺伝子).

参考文献

1)日本頭痛学会(編):慢性頭痛の診療ガイドライン,医学書院,2006
2)日本神経学会,日本頭痛学会(監),慢性頭痛の診療ガイドライン作成委員会(編):慢性頭痛の診療ガイドライン2013,医学書院,2013
3)Headache Classification Committee of the International Headache Society(IHS):The International Classification of Headache Disorders, 3rd edition. Cephalalgia 38:1-211, 2018
4)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類 第3版,医学書院,2018
5)日本神経学会,他(監),「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会(編):頭痛の診療ガイドライン2021,医学書院,2021

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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