文献詳細
特集 令和の頭痛診療—プライマリ・ケア医のためのガイド
頭痛診療のTips&Topics 〈頭痛診療のTopics〉
文献概要
Point
◎精神疾患と頭痛には,①精神疾患に伴う二次性頭痛の場合,②元々の一次性頭痛に精神疾患による頭痛が併存する場合,③一次性頭痛に精神疾患が併存する場合がある.
◎上記①②を正確に診断することは難しく,まずは精神疾患の治療を行い,頭痛がどのように変化するかといった,診断的治療になる場合が多い.
◎慢性難治性頭痛の非薬物療法である認知行動療法は従来の薬物療法と併用することで,患者の低下したQOLに効果を発揮する.
◎精神疾患と頭痛には,①精神疾患に伴う二次性頭痛の場合,②元々の一次性頭痛に精神疾患による頭痛が併存する場合,③一次性頭痛に精神疾患が併存する場合がある.
◎上記①②を正確に診断することは難しく,まずは精神疾患の治療を行い,頭痛がどのように変化するかといった,診断的治療になる場合が多い.
◎慢性難治性頭痛の非薬物療法である認知行動療法は従来の薬物療法と併用することで,患者の低下したQOLに効果を発揮する.
参考文献
1)日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会(訳):国際頭痛分類第3版beta版,医学書院,2014
2)Silberstein SD, et al:Pharmacological approaches to managing migraine and associated comorbidities;Clinical considerations for monotherapy versus polytherapy. Headache 47:585-599, 2007
3)端詰勝敬,他:片頭痛における不眠と破局的思考に関する検討.不眠研究2013:27-34, 2013
4)日本頭痛学会診療向上委員会(編):片頭痛の認知行動療法マニュアル(治療者用),2021 https://www.jhsnet.net/pdf/koudou_manual.pdf(2022年9月閲覧)
5)日本神経学会,他(監),「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会(編):頭痛の診療ガイドライン2021,医学書院,2021
掲載誌情報