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特集 意外と知らない? 外用薬・自己注射薬—外来診療での適“剤”適所 貼付薬
変形性関節症での使い分け
著者: 普天間朝拓1
所属機関: 1沖縄県立中部病院整形外科
ページ範囲:P.327 - P.331
文献購入ページに移動◎整形外科に限らず,患者から鎮痛貼付薬(主に湿布薬)の処方を希望される場面は少なくない.貼付薬の種類による患者満足度に大きな違いはないと思われるが,使用方法や合併症によって,患者満足度は大きく変わってくる.
◎変形性関節症に対する貼付薬の使用は,決して治療の中心になるものではないが,その簡便さ,副作用の少なさといった点で患者からの評価は好意的である.
◎特に変形性膝関節症において非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)貼付薬はベネフィットが大きく,膝以外の変形性関節症についてはエビデンスが低いものの,内服に比べて消化器障害のリスクが低く,総じて安全と評価されている.
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