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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻2号

2022年02月発行

特集 意外と知らない? 外用薬・自己注射薬—外来診療での適“剤”適所

点眼薬

緑内障での使い分け

著者: 若原直人1

所属機関: 1ひとすみ眼科と内科のクリニック

ページ範囲:P.347 - P.351

文献概要

Point
◎緑内障と急性緑内障発作は,異なる疾患と考えたほうがわかりやすい.
◎40歳以上の20人に1人は緑内障であるが,その8割は正常眼圧であることから,スクリーニングには眼圧検査ではなく視神経乳頭陥凹拡大の有無をチェックする.
◎緑内障の第一選択薬はプロスタグランジン関連薬もしくはβ遮断薬であり,眼圧が下がらなければそれらも含めた各種点眼薬を併用する.
◎急性緑内障発作では縮瞳させるためにピロカルピンの点眼を頻回に行う.
◎抗コリン薬の使用を制限すべきなのは閉塞隅角の場合であり,緑内障患者の多くは使用しても問題ない.

参考文献

1)日本緑内障学会 緑内障診療ガイドライン作成委員会:緑内障診療ガイドライン(第4版).日眼会誌122:5-53, 2018
2)若原直人:内科医のためのやさしくわかる眼の診かた,羊土社,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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