文献詳細
連載 治らない咳,どう診る・どう処方する?・3
文献概要
ポイント
・喀痰は,漿液性(無色透明でサラサラ),粘液性(無色から白色でネバネバ),膿性(黄緑色でネバネバ)に分類される.
・膿性痰は,ウイルス感染でも認めるため,必ずしも細菌感染を意味するわけではない.
・喀痰に咳嗽を伴う場合は,咳嗽に関する鑑別診断のフローに則って原因を考える.
・喀痰治療の原則は,原疾患の治療である.喀痰治療薬の投与は,1剤から開始して,効果が乏しければ他剤に変更または併用を考える.
・喀痰は,漿液性(無色透明でサラサラ),粘液性(無色から白色でネバネバ),膿性(黄緑色でネバネバ)に分類される.
・膿性痰は,ウイルス感染でも認めるため,必ずしも細菌感染を意味するわけではない.
・喀痰に咳嗽を伴う場合は,咳嗽に関する鑑別診断のフローに則って原因を考える.
・喀痰治療の原則は,原疾患の治療である.喀痰治療薬の投与は,1剤から開始して,効果が乏しければ他剤に変更または併用を考える.
参考文献
1)喜舎場朝雄:席恵のアプローチ:問診と身体所見を見極めよう—どう問診していくか? 総合診療25:439-442,2015
2)日本呼吸器学会:新 呼吸器専門医テキスト 改定第2版,南江堂,2020
3)日本呼吸器学会咳嗽・喀痰診療ガイドライン2019作成委員会(編):咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019,メディカルレビュー社,2019.
4)Zheng JP, et al:Effect of carbocisteine on acute exacerbation of chronic obstructive pulmonary disease(PEACE Study);A randomised placebo-controlled study. Lancet 371:2013-2018, 2008
掲載誌情報