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増刊号 フィジカル大全 第1章 全身
体温の異常
著者: 望月礼子1
所属機関: 1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科救急・集中治療医学
ページ範囲:P.26 - P.29
文献購入ページに移動☞電子体温計や赤外線体温計など,いずれの機器においても体温37.8℃以上は異常であり,発熱の指標となる(LR=4.2〜8.5).
☞体温の異常を感知するのは,体温計の数値だけではない.視診や触診も大切である.
☞患者からの主観的な発熱の訴えは尤度比が高い(LR=5.3).
☞発熱と高体温は異なるものである.セットポイント上昇の原因の有無について,評価しながら診療をする.
☞熱中症は一連のスペクトラムとして捉え,症状悪化を見逃さないようにする.
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