文献詳細
増刊号 フィジカル大全
第2章 循環器
文献概要
Point
☞心膜疾患のフィジカル所見を解釈するには,最低限の解剖と病態を理解することが必要である.
☞急性心膜炎を疑う場合は,体位や呼吸によって心膜摩擦音と胸部症状が変動することに注意して診察と問診を行う.
☞心タンポナーデではBeckの3徴が有名であるが,臨床で確認すべきフィジカル所見はy谷の浅い頸静脈圧上昇,奇脈,頻脈である.
☞収縮性心膜炎では心膜ノック音,頸静脈の著明なy谷(Friedreich徴候),Kussmaul徴候を確認するが,著明なy谷を意識することが重要である.
☞心膜疾患のフィジカル所見を解釈するには,最低限の解剖と病態を理解することが必要である.
☞急性心膜炎を疑う場合は,体位や呼吸によって心膜摩擦音と胸部症状が変動することに注意して診察と問診を行う.
☞心タンポナーデではBeckの3徴が有名であるが,臨床で確認すべきフィジカル所見はy谷の浅い頸静脈圧上昇,奇脈,頻脈である.
☞収縮性心膜炎では心膜ノック音,頸静脈の著明なy谷(Friedreich徴候),Kussmaul徴候を確認するが,著明なy谷を意識することが重要である.
参考文献
1)McGee S(著),徳田安春(総監訳),志水太郎,他(監訳):マクギーのフィジカル診断学,原著第4版,診断と治療社,2019
2)山崎直仁:循環器Physical Examination—診断力に差がつく身体診察!,医学書院,2017
3)Kasper DL, et al:Harrison's Principles of Internal Medicine, 19th ed,pp1571-1577,McGraw-Hill Education,2017
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