文献詳細
増刊号 フィジカル大全
第8章 内分泌・代謝
文献概要
Point
☞甲状腺機能異常の場合,全身に症状が出現するため全身のフィジカルアセスメントが必要である.
☞側面からの視診により輪状軟骨と胸骨上切痕を結んだ線が前方に凸であれば甲状腺腫大が示唆される.
☞甲状腺機能亢進症を疑う場合,甲状腺の直上,両側頸部で聴診を試み,甲状腺のbruit,頸動脈のbruit,静脈コマ音を確認する.
☞甲状腺機能異常の場合,全身に症状が出現するため全身のフィジカルアセスメントが必要である.
☞側面からの視診により輪状軟骨と胸骨上切痕を結んだ線が前方に凸であれば甲状腺腫大が示唆される.
☞甲状腺機能亢進症を疑う場合,甲状腺の直上,両側頸部で聴診を試み,甲状腺のbruit,頸動脈のbruit,静脈コマ音を確認する.
参考文献
1)Siminoski K:The rational clinical examination. Does this patient have a goiter? JAMA 273:813-817, 1995
2)McGee S(著),徳田安春(総監訳),志水太郎,他(監訳):マクギーのフィジカル診断学 原著第4版.診断と治療社,2019
3)Orient JM(原著),須藤博,他(監訳):サパイラ 身体診察のアートとサイエンス 第2版,医学書院,2019
4)Wadia NH, Monckton G:Intracranial bruits in health and disease. Brain 80:492-509, 1957
5)Fowler NO, Gause R:The cervical venous hum. Am Heart J 67:135-136, 1964
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