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増刊号 フィジカル大全 第8章 内分泌・代謝
視床下部・下垂体・副腎疾患
著者: 多和田哲郎1 仲里信彦2
所属機関: 1沖縄県立南部医療センター・こども医療センター救急・集中治療科 2沖縄県立南部医療センター・こども医療センター総合内科
ページ範囲:P.249 - P.254
文献購入ページに移動☞Cushing症候群を疑い,薄い皮膚,出血斑,中心性肥満,皮膚線条,骨粗鬆症の所見を認めたとき,その可能性が高まる.
☞Cushing症候群を疑うが,全身性肥満,皮膚の厚さが正常,満月様顔貌ではない場合には,その可能性は低くなる.
☞先端巨大症の患者は自ら特徴的な顔貌を訴えることは少ない.心血管疾患や糖尿病,消化管疾患で受診したときに,その特徴的な顔貌から先端巨大症を疑えるかどうかである.
☞突然発症の頭痛や意識障害という主訴に対して,下垂体腫瘍が画像上疑われたときには下垂体卒中の可能性も考慮する.
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