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増刊号 フィジカル大全 第10章 脳神経・精神
協調運動障害,運動失調
著者: 菊本東陽1
所属機関: 1埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科
ページ範囲:P.311 - P.314
文献購入ページに移動☞協調運動障害,運動失調は,上肢,下肢,体幹など全身に症状が出現するため,全身のフィジカルアセスメントが必要である.
☞運動失調は,日常生活活動(activities of daily living:ADL)に大きく影響することから,問診によってADLのどのような場面で支障をきたしているのかを確認する.
☞運動失調の検査にあたっては,姿勢や歩行の観察,四肢の一般的検査によって運動失調の有無を確認したあと,各症状の検査に移行し,どんな症状がどの部位に生じているのかを確認する.
☞症状の経時的な変化について検討するために,ICARS(International Cooperative Ataxia Rating Scale),SARA(Scale for the Assessment and Rating of Ataxia)などの運動失調の重症度スケールを併用する.
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