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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻4号

2022年04月発行

増刊号 フィジカル大全

第10章 脳神経・精神

深部腱反射,病的反射

著者: 黒川勝己12

所属機関: 1川崎医科大学神経内科学 2川崎医科大学総合医療センター内科

ページ範囲:P.331 - P.336

文献概要

Point
☞腱反射を正しく評価するためには,まず何より適切に腱反射を出す技術が必要である.
☞腱反射の一般的なポイント(適切な肢位,適切な筋緊張,適切な叩打,適切な道具)を知る.
☞上腕二頭筋反射,上腕三頭筋反射,膝蓋腱反射およびアキレス腱反射を出せるようにする.
☞足底反射で,伸展型足底反応を示した場合,Babinski徴候陽性と呼ぶ.
☞Babinski徴候は病的反射であるが,Wartenberg反射陽性は病的反射ではない.

参考文献

1)黒川勝己,園生雅弘:神経症状の診療に自信がつく本—自己学習のための72のKey Question.カイ書林,2018
2)黒川勝己,園生雅弘:“問診力”で見逃さない神経症状.医学書院,2019
3)福武敏夫:腱反射.脊椎脊髄ジャーナル27:17-23, 2017
4)柴崎 浩:神経診断学を学ぶ人のために.医学書院,2009
5)岩田 誠:神経症候学を学ぶ人のために.医学書院,1994
6)Impallomeni M, et al:The elderly and their ankle jerks. Lancet 1:670-672, 1984
7)黒川勝己,園生雅弘:高齢者の神経診察での留意点.脳神経内科90:299-303, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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