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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻6号

2022年05月発行

文献概要

特集 ジェネラリストの羅針盤—医学部では教わらなかった28のクエスチョン ジェネラリストはここまで診よう!

運動やリハビリは重要だけど,どう処方すればいいの?

著者: 若林秀隆1

所属機関: 1東京女子医科大学大学院医学研究科リハビリテーション科学分野

ページ範囲:P.835 - P.839

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Point
◎リハビリテーション(以下,リハ)処方の要諦は,①リハの必要性を判断できる,②リハ処方箋でリハをオーダーできる,の2点である.
◎リハの必要性を判断するには,国際生活機能分類(ICF)で生活機能を評価することが有用である.
◎診察時に手段的日常生活活動(IADL),高度日常生活活動(AADL)およびICFの「参加」の変化を確認すると,リハの必要性の見落としが少ない.
◎リハの必要性に迷うときは,躊躇せずリハをオーダーすべきである.
◎不十分なリハ処方箋でも,リハをオーダーしないよりは望ましい.

参考文献

1)日本リハビリテーション病院・施設協会:地域リハビリテーション—定義,活動指針 http://www.rehakyoh.jp/teigi.html(2022年2月閲覧)
2)障害者福祉研究会(編):国際生活機能分類(ICF)—国際障害分類改定版,中央法規,2002
3)日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン策定委員会(編):リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン(第2版),診断と治療社,2018
4)若林秀隆(編),岡田唯男,北西史直(編集協力):その患者さん,リハ必要ですよ!! —病棟で,外来で,今すぐ役立つ! 評価・オーダー・運動療法,実践リハビリテーションのコツ,羊土社,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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