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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻6号

2022年05月発行

文献概要

特集 ジェネラリストの羅針盤—医学部では教わらなかった28のクエスチョン いろいろあります日常診療

同僚から訴えられたら,どう対処すればいいの?

著者: 大磯義一郎1

所属機関: 1浜松医科大学医学部医療法学

ページ範囲:P.868 - P.872

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Point
◎セクハラ,パワハラを指摘された行為者は,まず自身の行為が現在の社会通念に照らし,現在の通常人が許容しうる範囲にあるかを確認する.
◎懲戒委員会などにかけられた場合には,まず自身のどの行為が対象事実なのかを特定することが重要である.
◎納得がいかない場合には,専門の弁護士に相談する.
◎稀ではあるが,虚偽診断書など事件の捏造が見受けられる.犯罪なので行わないこと.

参考文献

1)厚生労働省:事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(令和2年厚生労働省告示第5号),2020 https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000584512.pdf(2022年2月閲覧)
2)厚生労働省:事業主が職場における性的な言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(平成18年厚生労働省告示第615号) https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000605548.pdf(2022年2月閲覧)
3)厚生労働省 都道府県労働局雇用均等室:職場のトラブルで悩んでいませんか? https://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/woman/dl/01.pdf(2022年2月閲覧)
4)村田毅之:紛争調停委員会による個別労働紛争のあっせんの現状と課題.日本労働研究雑誌731:60-71, 2021
5)横山佳枝,倉田梨恵:明日,相談を受けても大丈夫! ハラスメント事件の基本と実務—モデルストーリーとその実務,書式と裁判例,日本加除出版,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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