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特集 ジェネラリストの羅針盤—医学部では教わらなかった28のクエスチョン いろいろあります日常診療
外国人を診るときに知っておくべきことは?
著者: 冨田茂1 二見茜2
所属機関: 1高田馬場さくらクリニック 2国立感染症研究所実地疫学専門家養成コース(FETP-J)
ページ範囲:P.893 - P.896
文献購入ページに移動◎多言語問診票やリーフレット,医療通訳サービスなど利用できるリソースを準備し,非英語圏の外国人住民には英語よりも,やさしい日本語で話すことを心がける.
◎国籍や宗教が同じでも文化や習慣は個人によって異なり,画一的対応ではなく患者・家族に必要な配慮を尋ねる必要がある.
◎健康保険,フリーアクセス,お薬手帳,母子手帳など患者の母国にない仕組みがある.
◎外国人住民の多くは健康保険に加入しているが,健康保険の有無にかかわらず医療費のインフォームド・コンセントを心がける.
◎外国人患者はいつ来院するかわからない.平素から準備をしておこう.
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