文献詳細
文献概要
連載 治らない咳,どう診る・どう処方する?・5
気管支喘息の咳嗽・喀痰
著者: 中島啓1
所属機関: 1亀田総合病院呼吸器内科
ページ範囲:P.943 - P.949
文献購入ページに移動ポイント
・喘息の咳嗽・喀痰に対する治療の原則は,喘息自体の治療強化である.
・使用中の吸入薬の効果が乏しい場合は,吸入デバイスの変更も選択肢となる.
・喘息治療を強化しても咳嗽・喀痰の改善が乏しい場合は,診断の見直し,吸入手技・アドヒアランス,増悪因子・合併症を評価して,真の重症喘息であるかを見極める.
・喘息の咳嗽・喀痰に対する治療の原則は,喘息自体の治療強化である.
・使用中の吸入薬の効果が乏しい場合は,吸入デバイスの変更も選択肢となる.
・喘息治療を強化しても咳嗽・喀痰の改善が乏しい場合は,診断の見直し,吸入手技・アドヒアランス,増悪因子・合併症を評価して,真の重症喘息であるかを見極める.
参考文献
1)日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会(監修):喘息予防・管理ガイドライン2021,協和企画,2021
2)Lai HY, Rogers DF:Mucus hypersecretion in asthma;Intracellular signalling pathways as targets for pharmacotherapy. Curr Opin Allergy Clin Immunol 10:67-76, 2010
3)Cerveri I, et al:The impact of cigarette smoking on asthma;A population-based international cohort study. Int Arch Allergy Immunol 158:175-183, 2012
4)日本呼吸器学会C.難治性喘息の診断と治療の手引き2019. 2018
5)Global Initiative for Athma 2020 main report. https://ginasthma.org/gina-reports/(2022年3月閲覧)
掲載誌情報