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文献詳細

雑誌文献

medicina59巻7号

2022年06月発行

特集 抗菌薬の使い方—敵はコロナだけにあらず! 今こそ基本に立ち返る

微生物サイドから考える抗菌薬の使い方 <その他の菌>

グラム染色で見えない菌—Mycoplasma spp., ChlamydophilaChlamydia)spp., Legionella pneumophila

著者: 櫻井隆之1

所属機関: 1NTT東日本関東病院感染症内科

ページ範囲:P.1096 - P.1098

文献概要

Point
Mycoplasma属では特にM. pneumoniaeにおいてマクロライド耐性率が高くなってきているが,特に成人ではマクロライド系抗菌薬が依然として第一選択薬である.
◎性感染症を起こすMycoplasmaについては耐性に留意が必要である.
ChlamydophilaChlamydia)属では耐性の懸念は少ない.
Legionella pneumophilaも耐性の懸念は少ないがβ-ラクタム薬は無効であることに留意する.

参考文献

1)河合泰宏:マクロライド耐性マイコプラズマの疫学と抗菌薬の有効性に関する検討.日化療会誌62:110-117, 2014
. Clin Microbiol Infect 15:29-35, 2009
3)厚生労働省/国立感染症研究所:IDWR感染症週報.IDWR 2001年第45週(11月5日〜11月11日):通巻第3巻第45号,2001
4)McDade JE, et al:Legionnaires' disease;Isolation of bacterium and demonstration of its role in other respiratory diseases. N Engl J Med 297:1197-1203, 1977
5)Glick TH, et al:Pontiac fever;An epidemic of unknown etiology in a health department;I. Clinical and epidemiologic aspects. Am J Epidemiol 107:149-160, 1978

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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