文献詳細
書評
—清水 隆裕 著—外来で診る—“わかっちゃいるけどやめられない”への介入技法—動機づけ面接入門編 フリーアクセス
著者: 尾藤誠司1
所属機関: 1東京医療センター総合内科
ページ範囲:P.1243 - P.1243
文献概要
外来で患者さんに対して「行動変容」の支援を行う場面としては,喫煙習慣や食生活への介入,あるいはゲーム依存などの依存習慣への介入などが想定されます.依存症については,最近よく聞かれることとして「『ダメ,絶対』ではダメ」というメッセージがありますが,おそらく,今までのヘルスケア専門家は「ダメ,絶対」という以外にスキルを持っていなかったのかもしれません.動機づけ面接法の外来診療における応用は,「『ダメ,絶対』ではダメ」の時代において,患者さんの意識や行動に関わろうとする医療者に必須のスキルだと思います.
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