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書評
—福原 俊一,福間 真悟,紙谷 司 著—臨床研究 21の勘違い
著者: 吉村芳弘1
所属機関: 1熊本リハビリテーション病院サルコペニア・低栄養研究センター
ページ範囲:P.1273 - P.1273
文献購入ページに移動 目次を眺めたら我慢できなくなり,寝食を忘れて最後まで一気に読んだ.時が経つのを忘れるほど読書に熱中したのは久しぶりだ.著者の一人である福原俊一先生は過去の自著『臨床研究の道標』(健康医療評価研究機構,2013年)のなかで,臨床の「漠然とした疑問」を「研究の基本設計図」へ昇華する方法を説いた.本書は実質的にその続編に位置される(と私は思う).臨床研究を行っている,あるいはこれから行おうとしている医療者への鋭いメッセージが健在である.
「すべての疑問はPECOに構造化できる?」「新規性=よい研究?」「『後ろ向き』なコホート研究?」「横断研究は欠陥だらけ?」「比較すれば問題なし?」「多変量解析は万能?」「バイアスって何?」「p 値が小さいほど,効果が大きい?」などなど…….
「すべての疑問はPECOに構造化できる?」「新規性=よい研究?」「『後ろ向き』なコホート研究?」「横断研究は欠陥だらけ?」「比較すれば問題なし?」「多変量解析は万能?」「バイアスって何?」「
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