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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻1号

1969年01月発行

文献概要

検査メモ

CRP

著者: 守屋喜美雄1

所属機関: 1一ツ橋診療所

ページ範囲:P.60 - P.60

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 C反応性蛋白(CRP)は,炎症や組織の退行性変化があると,他のいかなる反応物質よりも早く,病初から患者血清中に現われ,病状悪化とともに増量し,極期を過ぎると減少します.赤沈よりも炎症に対して特異性があり,一般に赤沈の回復より早く陰性化します.
 膠原病,心筋硬塞,悪性腫瘍などの診断のさいに,好んで利用されますが,この反応は陽性の場合に意義があり,陰性であるからといってかるがるしくこれらの疾患を否定してはなりません.たとえば,癌でもCRP陰性のことがあります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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