文献詳細
文献概要
脳波のよみ方・1
脳腫瘍
著者: 本田正節12
所属機関: 1国立東京第二病院臨床生理科 2慶大内科
ページ範囲:P.91 - P.95
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脳波はBergerが1920年代に発見してから,各国でその基礎的研究が行なわれていたが,第2次大戦のころから航空士の適性検査などに用いられ,戦後になって戦争中に発達した電子管を応用して多素子の脳波計が作られるようになり,一般の臨床に応用されるようになった.臨床各科における多くの知見が集積された結果,脳波学の発達はまことにめざましいものとなった.
最近,臓器移植の問題から,"死の定義"ことに"脳死の定義"を脳波に頼る(日本脳波学会では脳波のみで脳死を決定するのには賛成していない)傾向が一般に行なわれるので,にわかに脚光をあびることになった.
脳波はBergerが1920年代に発見してから,各国でその基礎的研究が行なわれていたが,第2次大戦のころから航空士の適性検査などに用いられ,戦後になって戦争中に発達した電子管を応用して多素子の脳波計が作られるようになり,一般の臨床に応用されるようになった.臨床各科における多くの知見が集積された結果,脳波学の発達はまことにめざましいものとなった.
最近,臓器移植の問題から,"死の定義"ことに"脳死の定義"を脳波に頼る(日本脳波学会では脳波のみで脳死を決定するのには賛成していない)傾向が一般に行なわれるので,にわかに脚光をあびることになった.
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