文献詳細
文献概要
EDITORIAL
高血圧の予後
著者: 佐々千之1
所属機関: 1第一生命保険相互会社医事調査室
ページ範囲:P.1099 - P.1099
文献購入ページに移動 生命保険における被保険者の選択上,現在の最大関心事は,高血圧をいかに大量に契約するかということである.古くから使われてきた査定標準によれば,どの年齢でも,血圧値が高くなれば死亡率は増悪するというのが常識であった.
米国の生命保険会社の大数調査(1959年)によると,上記の査定標準を裏書きするように,血圧値と死亡率とはきれいな正の相関を示している.それは,どの年齢群でも,最大・最小血圧いずれの場合でも同様である.
米国の生命保険会社の大数調査(1959年)によると,上記の査定標準を裏書きするように,血圧値と死亡率とはきれいな正の相関を示している.それは,どの年齢群でも,最大・最小血圧いずれの場合でも同様である.
掲載誌情報