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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻10号

1969年10月発行

文献概要

臨床メモ

病気のあとの甘えん坊

著者: 松島富之助1

所属機関: 1愛育病院保健指導部

ページ範囲:P.1185 - P.1185

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 おとなでも,病気をすると急に気が弱くなるが,小児ではその変わりぐあいが激しい特徴をもっている.
 急にあまえん坊になって夜泣きをしたり,歩かなくなってすぐに抱っこやおんぶを要求するようになったり,いままでやめていた哺乳びんやおむつが必要になったりする小児は2-3歳ごろ特に多くみられる.病気で注射されたことを覚えていて,おびえる気持はもちろんあるであろう.しかし注射を受けたか否かにかかわらずあまえん坊になるのは,母親からじゅうぶんの看病をされたことのほかに,ふつうの生活に早くもどりたい気持がおさえられているために,反抗したり,あまえたり,無気力になると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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