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文献概要
救急診療
輸血ショック
著者: 鳥居有人1
所属機関: 1国立東京第一病院外科
ページ範囲:P.1200 - P.1201
文献購入ページに移動 現在行なわれている輸血の方法としては,保存血輸血がそのほとんどを占めている.血液型の判明している保存血が病院へ送付され,院内の輸血部・検査室もしくは受持医が,患者血液との間で交叉試験を行なって,その適合性を確認するため,不適合輸血(溶血性副作用)はまれである.しかしその発見が遅れれば,重篤な輸血ショックとなり,死の転帰をとる場合もある.これは医療上の過誤により惹起された緊急事態であり,人手不足の場合など,的確な処置を実施するのはなかなか困難である.
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