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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻11号

1969年11月発行

文献概要

目で見る臨床検査シリーズ

下痢便の観察

著者: 柳下徳雄12

所属機関: 1都立駒込病院伝染科 2慶大内科

ページ範囲:P.1208 - P.1209

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 下痢を起こす疾患は数多いが.その際にみられる下痢便は,病変部を通過してきた旅行者ともいうべきものである.したがって,これを詳細に観察すれば,疾患別の特異性がかなり認められ,診断の有力な手がかりが得られる.もちろん,確定診断は,糞便の培養検査や顕微鏡検査・直腸鏡検査・レントゲン検査などの結果にまたなければならないが.特徴を心得て下痢便を観察すれば,少なくとも.検査を依頼する方向が、ぐっと的確になるはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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