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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻11号

1969年11月発行

文献概要

グラフ

抗ヒアルロニダーゼ値と抗ストレプトキナーゼ値の測定

著者: 熊谷直秀1

所属機関: 1東大第4内科

ページ範囲:P.1211 - P.1216

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 リウマチ熱でないものを誤ってリウマチ熱と診断すること(overdiagnosis)は,その後の長期管理(少なくとも5年間,小児では満18歳となるまで)を義務づけることになり,また誤ってリウマチ熱を見おとすならば(underdiagnosis),後になって知らぬまに心臓弁膜症に移行させる危険がひそんでいる.リウマチ熱診断のためのJonesの再改訂規準(1965)では,先行溶連菌感染症の証明を不可欠のものとし,陽性率の低い細菌学的証明よりも血清学的証明のほうをすすめている・そのために,従来のASL-O(抗ストレプトリジン)値測定のほかに,抗ヒアルロニダーゼ値,抗ストレプトキナーゼ値測定の併用が望ましいとされた・最近,わが国でも抗ヒアルロニダーゼ値測定の簡単な試薬キットが市販され,抗ストレプトキナーゼ値測定の試薬キットも近く市販される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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