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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻11号

1969年11月発行

文献概要

シンチグラムのよみ方・6

腎臓

著者: 鳥塚莞爾1 浜本研1 森田陸司1

所属機関: 1京大中央放射線部

ページ範囲:P.1289 - P.1295

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 腎シンチグラム作成にはレノグラム作成に用いられる131I-hippuranおよび131I-diodrastが用いられたが,これら薬剤はすみやかに尿中に排泄されるために,腎実質を十分に描写させることは困難で,腎シンチグラム作成の放射性医薬品としては不適当であった.1956年にBorghgraefらにより動物実験で203Hg-neohydrinが腎尿細管に集まることが明らかにされ,1960年McAfee, Wagnerらにより203Hg-neohydrinを用いて,ヒトの腎シンチグラムが作成された.また最近,scinticameraの出現により腎シンチグラム作成に不適当とされた131I-hippuranを用い,30秒-1分間の曝射による連続撮影で,腎の形態および機能を同時に知ることが可能になった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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