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文献詳細

雑誌文献

medicina6巻12号

1969年12月発行

救急診療

自発性気胸

著者: 三上次郎1

所属機関: 1国立東京第一病院内科

ページ範囲:P.1318 - P.1319

文献概要

原因
 自発性気胸とは特別外部より刺創その他の刺激を与えることなく.胸腔内に空気の貯溜する疾患で,昔時はその80%まで肺結核に付随して起こるといわれていたが,最近は非結核性,特に胸膜表面に近いブラ・ブレブ(嚢胞)の破壊によるといわれている.これらブラ・ブレブの多くは先天的なもので,年齢的にも青年に多く,男性が女性に比し多い.しかし時に老人の肺気腫,慢性気管支炎,気管支拡張などに合併して起こることがあるが,このような場合には重症型が多いので注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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